1日1食 ゆるベジへの道      幸せなベジタリアンになる   

1日3食→1日2食→少しずつベジタリアン(お気軽ベジタリアン)→1日1食への道

1日1食になった直接のキッカケ

追々書いていくが、不食の世界に憧れ、「食べない人たちー「不食」が人を健康にする」を読んで、「1日1食で過ごせるようになるとかなり幸福感が増しそうでいいなぁ~」とは思っていたものの、自分にはハードルが高いと感じていた。

でも何と、意外に単純な理由で1日1食が可能になった。

直接の原因は、新しいオフィスの食堂が激マズだったこと。私の職場は郊外にあり、昼食は持参するか社食で食べるか以外の選択肢はない。旧オフィスの社食も美味しいとは言い難かったものの、まあ食べられた。でも新オフィスの食堂は選択肢が少ないうえに不味い、それなのに並ばないと買えない、しかも私の部署からけっこう遠い。そんな理由が重なったので、社食に行くのはすぐ止めた。

しばらくは弁当を持参して、部署のすぐ隣にあるお茶出し用のキッチンで食べていたところ、何とある日、このキッチンが昼食時使用禁止になってしまった。理由は匂いがこもるからと、狭くて全員が使えないので不平等だからということだった。持ってきた食事はレンジで温めて社食に持って行って食べるということになったけど、それはあまりに面倒なので、また社食で食べるようになった。でもやっぱり、1カ月も経つともういい加減イヤになってしまった。

そんな時、「これならもういっそもう昼食抜きでいいんじゃないか」と思って1日1食を試してみたところ、意外なことに、お腹は空いても空腹感に悩まされるほどではなかった(この時期仕事が結構忙しかったせいもあるかも)。もちろん夕方にはかなりお腹が空いたけれども、そのおかげで夕食は何を食べても、ものすごく美味しく感じた(今もそう)。

意外だったのは、1日3食から1日2食にした時の方が辛かったこと。当時は、「朝食なんてそもそもそんなに食べてるわけじゃないし」と簡単に考えていた。始める前は、たまに寝坊して朝食抜きじゃなく、毎日食べないとなるとすごくお腹が空くということには、全く気付いていなかった。

でも、それよりも何よりも辛かったのは、空腹で昼食を摂ると、そのあとにものすごい眠気が襲ってきたこと。最初の1か月くらいは(実際はもっと長かったかも)、昼食後の2時間はただひたすら眠気と戦っていた。頭が朦朧としてカクンカクンしながらパソコンに向かっていて、全く仕事になってなかった。

同僚の手前、大っぴらに眠るわけにもいかず(苦笑いはされた)、ひたすら体が早く慣れるよう祈っていた。当時は上司が別室にいたので本当に良かったと思う。いずれにしろ、昼食を食べた後に眠気がほとんど襲ってこなくなるまでには、かなりの時間を要した記憶がある。

その時に比べると、1日1食は、それまでしっかりと食べていた昼食を抜くことになるので、「お腹が空きすぎて倒れたりしたら、かなりカッコ悪いよな~」と心配していたものの、とりあえず3ヶ月以上たったこれまでの時点で、倒れたことも、倒れそうになったことも、フラフラしたことも一度もない。

夕食はかなりしっかり食べてるので、食事の量が1日2食の時の半分になったとは言えないけれども、間食も減ったので(以前は部署に置いてある頂き物のお菓子を結構つまんでいた)、やっぱり減っていると思う。

でも空腹で夕食を摂っても、眠くて起きていられないということは全くない。むしろ、「1食だからたくさん食べておかないと!」と思ってたくさん食べ過ぎて、苦しく眠れない夜が何度かあった。。