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「ザ・ゴール」のあらすじと感想

ザ・ゴール(エリヤフ・M・ゴールドラット)

<あらすじ>
主人公のアレックスが工場長として勤める工場に、ある日本社から元上司のビルがやって来て、突然工場閉鎖を通告する。与えられた猶予期間は3ヶ月で、それまでに利益を上げなければ即閉鎖。もちろんこれまでの業績は赤字続き、納期内にオーダーを出荷できたことはなく、問題は山積み。どこから手を付ければよいのかすら分からないアレックスは、数か月前に大学時代の物理学の恩師・ジョナと偶然空港で出会い、つかの間の会話にもかかわらず、彼に工場の現状をすっかり見透かされていたことを思い出し、古いアドレス帳を探し出して連絡を取る・・・。

<感想>
古本屋で破格の安さで売られており、世界中で読まれているベストセラーとの事だったので購入。それでも一年くらい放置していた。昨日何の気なしに読み始めたところ・・・止まらない面白さ!500ページもあるのにほぼ一気に読んだ。ほぼ一気というのは、土曜の夜に読み始めて、もう眠くて我慢できない夜中2時半ごろまで読んで、一旦寝て、日曜の朝からまた読み始めたという意味。別に工場や製造業のことなんか知らなくても、「『会社の真の目的とは?』なんて私には関係ないよね~」と思っていても、小説としてとても楽しく読める。

謎解きの要素やホームドラマの要素があって、製造工程の話なんだけど答えが気になるし、家族の先行きも気になる。工場の人たちが知恵を出し合って頑張るので、応援もしたくなる(マラソンを見ている時のような感じ)。いわゆるビジネス書なのかもしれないけれど、工場のことなど何も知らない私でも話についていけるし、本書に書かれていることをそのまま実行して、成果を上げた工場も多くあるとのこと。ド素人でも実際に現場にいるような人たちでもこの本を楽しめたり活用できたりするところがすごいと思う。