1日1食 ゆるベジへの道      幸せなベジタリアンになる   

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ミニマリストとグッチ

佐々木典士さんの「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」を読んでから物を減らすべく頑張っているものの、そう簡単ではない。

物を整理していると、自分では気づかなかった物欲にも目を向けることになる。

今日は、中古のグッチのバッグを手放すのが大変だった。時間と体力を使い、さらにごちゃごちゃ考えた末にようやく手放すことができた。まったくこのバッグ一つで半日がつぶれて、本当に物に支配されている感じだ。

そもそもこのバッグは、日本でブランド物の中古セールをやっている時に見つけた。色やデザインも確かに気に入ったけど、決め手は「グッチ」ブランド。新品で買ったら18万円のバッグ。それを私が手に入れられる機会は今しかない・・・そう思って買ったものの、やっぱり身の丈に合ってなかったんだよね~。

何度か使ってみたものの、今思えば完全にバッグに支配されていた。「うっかりキズでもつけたら大変!」とか、「このバッグを下げてる私はどんな感じかな?」とか、外出中もめちゃくちゃバッグ中心になっていた。

こんな風にモノに気を取られるのはそもそもバカげているし、でも気になって疲れるし、さらに古くなった時にグッチ様を捨てる勇気もないと思って、今のうちに売ることにした。

案の定、買い取り価格はグッチ様とは思えない安さ。「それなら自分で使います」と言って一度は店を出たものの、ミニマリストを目指したいのに、モノに支配されている自分、グッチブランドに執着している自分に気付いてやっぱり売ることに。

帰宅しようと思ってすでにバスに乗っていたけど、降りてまたバスに乗って戻って店に行ったら、「鑑定者が出掛けてしまった」と言われ、携帯に電話してもらって「すみません先ほどの・・・」とお願いをして買い取りしてもらった。

わたしは普段はブランド品など買わないし、さほど興味もないと思っていたけれど、何でこんなにこだわってしまったのか不思議。

とにかく、使いこなせないことも分かったし、執着する自分もヘンだったので、もう買わないと思う。やっぱり身の丈に合わない高価なもので、地に足がついていなくて何か浮いてたんだよね。

最終的に店に戻って売ってしまうまで、いろんな思考が頭の中を駆け巡ったけれど、「私はモノに支配されている」ということを痛感した。昨日も今日もモノ様のお相手(断捨離)でつぶれている。

それに何を隠そう「モノが置けない」という理由で、私は1年ほど前の引っ越しの際に少し広めの部屋を選んだことを思い出した。同居人モノ様のために広めの部屋を選んだというのは本当にバカげていると思う。今の部屋はとても気に入っているけれど、ここまで物がなければ、駅近の物件という選択肢もあったと思う。その物件だって、佐々木さんの住んでいる20平米より少し広くて27平米くらいあったと思う。

必要なものは全部持っている。モノに支配されたくない。私が主人なのだから。