1日1食 ゆるベジへの道      幸せなベジタリアンになる   

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冷静と情熱のあいだ Rosso

わたしは普段は恋愛小説をにそれほど心惹かれないのだけれど、この本には、Rosso(赤)と Blu(青)の2冊があり、一つの恋愛を女性と男性のそれぞれの視点から江國香織さんと辻仁成さんが書いたということで興味をそそられた。

今日は、冷静と情熱のあいだ(Rosso)を読んだ。主人公のアオイは高級マンションで完璧な恋人マーヴと暮らしている。アルバイトに週3日通い、好きな本を読んで大好きなバスタブに浸かる毎日。でもそんな彼女は実はもぬけの殻。10年前に失った恋を未だに忘れられずにいる。そんなある日、あおいの昔の知り合いが突然マンションを訪ねてくる・・・。

読んでみての感想は、面白かったけど、こういう過去を振り返ってばかりいるタイプというのは正直苦手。今を生きずに過去に生きてどうする?私は昔話をよくする人というのも苦手。

でも傷付いた恋を忘れられないという心情は理解できたし、蓋をしようとしても出来ずにどんどん溢れ出てくる様子は良く描かれていたと思う。小説らしい小説。

男性側の視点からこの恋はどのように描かれているのかということにもとても興味があるので、Blu の方も是非読み進めたい。

でもねぇ、こういう人たちに関わるのは小説の中だけで十分。何か根暗でウジウジしていて、人生がもったいないと思ってしまう。

まあ小説っていうのは、実生活では関われないような人や関わりたくないような人が出てくるところが面白いのだけれど。。